1948-06-03 第2回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第9号
○政府委員(荒尾興功君) 御指名によりまして、五月三十一日に、ポツダム宣言受諾に伴う政令を以て発足いたしました引揚援護廳の機構の概要を申上げます。 本機構は、ここに掲示をしてございますが、從來昨年の十月四日に復員機構の整理統合に関する指令を受けまして、先ず復員廳が解体になりまして、第一復員局は厚生大臣の所管に入りました。次で本年の一月一日に第二復員局を解体いたしまして、そのうち復員局機構を受持つておる
○政府委員(荒尾興功君) 御指名によりまして、五月三十一日に、ポツダム宣言受諾に伴う政令を以て発足いたしました引揚援護廳の機構の概要を申上げます。 本機構は、ここに掲示をしてございますが、從來昨年の十月四日に復員機構の整理統合に関する指令を受けまして、先ず復員廳が解体になりまして、第一復員局は厚生大臣の所管に入りました。次で本年の一月一日に第二復員局を解体いたしまして、そのうち復員局機構を受持つておる
○荒尾政府委員 いろいろおせわになつておりますが、今度前の復員局と前の引揚援護院、この二つが合体いたしまして引揚援護廳というものになりましたので、いろいろ御質問、御連絡等の御都合もあろうと思いますから、簡單に申し上げておきます。 昨年の十月四日に復員機構に関する永久計画を提出するようにという指令がありまして、爾後第一段に復員廳を解散いたしまして、まず旧陸軍の復員をやつておりました第一復員局を厚生省
○荒尾政府委員 ただいま庄司委員から舞鶴におきます勤務の実情を見ていただきまして、この超過勤務は決して勤務中にだらだらして延びるのでなく、現実に帰さて來られる人の取扱いの時間、速やかに帰郷させてあげるというためには、どうしてもああいう勤務をしなければならぬのであります。本件に関しまして外務関係の方には御理解を得たいと思つて復員局としてはいろいろ鶴力しておりますけれども、まだ十分御認識を得ておらないとき
○荒尾政府委員 お答えいたします。終戰後ことしの三月三十一日までに死歿を公報処理いたしました陸軍関係は約百十五万、なお南方関係で未だに生死状況もはつきりしておらない者が約十五万でありまして、この十五万の方のお留守宅では一日も早くその公報をはつきりしていただきたいという氣持もあると思いますが、実は日露戰爭後には数年かかつたものを二年くらいで片づけましたので、相当解強したつもでありますが、お留守では相当御不満
○荒尾政府委員 ただいま私のお答えいたしました数字は十五万人に應ずるお答えであります。從つて十五万人月々帰りましても、應急準備といたしましては現在の施設を何ら拡張せずして、多少の手配をいたしますれば万全の措置がとれるということであります。
○荒尾政府委員 私は復員廳の者でありますので、全般的にお答えをする担任者ではありませんが、担当の方がおられませんので、從前、前厚生大臣が答えられたところをまとめて申し上げます。 船舶につきましては、ただいま倭島局長のお話がありました量についての準備が可能であることは明瞭であります。それから上陸地における收容施設は、ただいま御紹介になりましたような数字を消化することは、現在の施設を何ら拡張せずしてただちに
○荒尾政府委員 國立病院の問題でございますが、お説の通りでありまして、終戰後相當數のもとの軍醫が服務しておりました。その後私どもの所管から變りまして、私どもの局以外の現在の厚生省の方に所管が移つておりますので、その後事情につきましては、私どもは詳しく申し上げることはできませんが、實際かつての病院におりました義理合上、現在わずかな俸給でも殘つておつてくれたのでありますけれども、その後追放その他の關係で
○荒尾政府委員 ただいまたいへん強い御指示をいただきまして、まことにありがたいと思います。大藏省との折衝におきましては、新しく必要な豫算については十分お願いいたしますが、過去の理由によりまして、成立しておる豫算で過剩ができた際には、明瞭に返還するという態度を今日までとつておりますが、なるほどただいま申されましたように、港における待遇その他についてなを改善すベきことが山積しております。從つてたとえば現在
○荒尾政府委員 ポシエツトの方は引揚者からポシエツト灣を利用して引揚げを準備してくれておるといううわさがたつただけでありまして、まだ何の情報もないのであります。
○荒尾政府委員 速記をお止め願います。
○荒尾政府委員 ただいまお手もとにお配りいたしました長い圖表について申し上げます。これは各都道府縣におきますところの復員の進捗状況を圖表に現わしたものでありまして、元の陸軍、すなわち第一復員局關係だけを統計にしたものであります。この長い圖表をお開きになりますと、右側の方の網の目のような暈おう、これは從來生死状況の不明な方々につきまして各都道府縣の世話課が調査いたしました結果、このくらいの率がわかつてきまして
○政府委員(荒尾興功君) 時間が大分遲れておりますので極く簡單に申上げます。 先ず第一にお手許に復員の概況という印刷物を配つてありますが、これは九月初めにおきまする舊陸軍並びに舊海軍に属しました兵員の未歸還者の數を書いてございます。未歸還者の區分は、生存概ね確實な残留者、生死等の状況が未だ不明の者二種類が書いてございます。その他にソ聯地域の残留者を合計いたしまして舊陸軍が八十八萬二千、舊海軍が六萬百三十九
○荒尾政府委員 今ここで何日に出帆したかということはちよつとわかりませんが、こちらに入港の日の今後の計畫はここに印刷してまいりましたけれども、前の記録はちよつと出ておりません。あとで調べて御返事いたします。
○荒尾政府委員 舊陸海軍の復員の概況をまとめて申し上げます。お手もとに表が渡つていると思いますが、その第一表の方をごらんになりますと、今後復員を處理する在外舊陸海軍所屬者の概數が載つております。すなわち未復員者の生存の概ね確實なる殘留者、それから生死がいまだ不明である者、これについては除きまして、その數が陸軍におきまして一萬七千、海軍におきましては二千九百、生死不明は陸軍で二十九萬、海軍で四萬六千、
○荒尾政府委員 歸つてまいりました者からいろいろ情報が來ておりまして、中共地域の殘存數につきましては、この前御報告申し上げましたが、總體的に申しまして非常に不確實な状況であります。この間お配りいたしましたような書類は、あれは十數人歸つてまいりました者から確かめましたもので確實なんでございますが、個人だけが遊離したような状況にはずいぶん各種のものがございます。從つて今お話のありましたような數字かどうか
○荒尾政府委員 この問題につきましては、一つは終戰の状況を知らずして、なお各地にこもりまして戰闘を繼續しておるというようなお話が前からありましたので、そういう情報のありました際には、連合軍の關係の筋によく説明をいたしまして、なおできるならばその當時の部隊長なり參謀で歸つておる者を派遣いたしまして、速やかに終戰の手續をとらせまして、復員をするようにお願いをした次第でありますが、この前御説明いたしましたように
○荒尾政府委員 この前の委員會の際に御質問がありまして、終戰時在滿の部隊の配置を説明せよということでございましたので、ただいま印刷したものを配つたのでございます。これはおそらく今後のなお未復員の方々に對する調査の基本資料として、本資料を御要求になつたものと思いますが、これは專門的に今調査をしております大事な資料でありまして、これには二十五箇師團、これに伴う諸獨立部隊名が書いてございますが、このほかに